概要
トラフィックでのスパイクに対処するためにドメインを保護し、備えておく方法はたくさんあります。次のストラテジーをおすすめします。詳細は次の通りです。
- CloudflarePage Ruleを使ってキャッシングをカスタマイズする
- ホスティングプロバイダーに連絡して、自分のホスティングプランの制限を理解する
- Cloudflare IPアドレスの利点を活用する
- Cloudflare IPがホワイトリストする設定になっていることを確認する
CloudflarePage Ruleを使ってキャッシングをカスタマイズする
Cloudflareは、デフォルトで画像やCSS、JavaScriptのような静的コンテンツをキャッシュします。しかし、カスタムPage Ruleを作成することで、HTMLと連携できるようにCloudflareキャッシングを拡張することもできます。
Cache everything (すべてをキャッシュする)
1. Cloudflareアカウントにログインします。
2. Page Ruleアプリを選択します。
3. Page Ruleを作成をクリックします。
4. Webサイト全体かサイトの一部分を入力し、Cache Level(キャッシュレベル)をCahche Everything(すべてをキャッシュする)に設定します。オリジンWebサーバーへとラウンドトリップする代わりに、Cloudflareは現在、Edgeネットワークで完全にHTMLをキャッシュしています。
5. Edge Cache Expire TTLを変更することもでき、ClouddflareはあなたのEdgeでリソースをキャッシュする時間を決定できるようになります。TTLオプションの範囲は、二(2)時間から一ヶ月です。
Cache Everything (すべてをキャッシュする)オプションが有効になると、Cloudflareはあなたのサイト全体にサービスを提供できるようになり、サーバーの負荷を完全に取り除いてサーバーを最大限までスピーディーにします。
Business プランをご利用のCloudflareのお客様は、高度なキャッシングテクニックを使って、静的コンテンツを動的HTMLサイトにキャッシュし、 Bypass Cache on Cookie Page Rule オプションを使うことで、負荷を軽減できます。
匿名のページビューをキャッシュする
訪問者がショッピングカートに何か入れる前に、ログインするかコメントを追加します。これらは匿名のページビューとみなされます。こうしたタイプのページ訪問者をキャッシングすることで、あなたのサイトが動的であっても、サーバーからの膨大な負荷を取り除くことができます。詳しい情報は、概要ブログの「匿名のページビューをキャッシング」をお読みください。
これを実行する方法について、複数のチュートリアルがあります:
ホスティングプロバイダーに連絡して、自分のホスティングプランの制限を理解する
Cloudflareは、キャッシングとリクエストのフィルタリングを通してあなたのWebサイトの負荷を最大限にオフセット していますが、それでもホストを通ってしまうトラフィックがあります。ご利用中のプランの制限を把握することが、ホストのボトルネック、つまり制約を防ぐことにつながります。
一度ご利用のプランの制限を把握すると、あなたのWebサイトにリクエストを送れる回数を制限するレート制限のような機能をうまく使えるようになります。
Cloudflare IPアドレスの利点を活用する
連休中などに、Cloudflare IPアドレスからのトラフィックだけを受け付けるファイアウォールを設定すると、ピークシーズン中にあなたのサイトが攻撃を受けないように対策を講じます。Cloudflare IPだけを受け付ける場合、攻撃者がオリジナル IPアドレスに到達するので、サイトをオフラインにしてしまう事態を回避することができます。
他のオプションとしては、mod_Cloudflare Apache extensionの利用とApache設定にDenyAllButCloudFlareを追加する方法があります。
Cloudflare IPがホワイトリストする設定になっていることを確認する
Cloudflareは、サイトへのリバースプロキシとして動作します。そのため、接続は全てCloudflare IPから取得します。当社のIPを制限すると、サイトにアクセスしようとする訪問者に問題が発生することがあります。Cloudflare IPのリストは、こちらでご覧いただけます：https://www.cloudflare.com/ips